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2008年9月アーカイブ

 

「大阪店 洋ラン部より」VOL.2 金 實
 
 今年の夏は例年に無く厳しい暑さでしたが皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか?
 暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、秋分の日を境に空気が入れ変わった様で、朝などとてもさわやかな風が薫ります。高原など標高の高い場所ではもう秋の花が出そろいそうです。
 
秋も本番を迎え、鉢花、苗物はもちろん季節感の少ない洋ランも鉢やラッピング等で秋を感じさせる表情を作ってみてはいかがでしょうか。

洋ラン売場1.JPG

 

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ライオンハートa.jpg

 

セロシア(ケイトウ)

                 久下 建明

 強烈な真っ赤な鶏のトサカの形をしたケイトウを、秋風が吹く町角の空き地で以前はよく見ることができた。子供心には少し気味悪さを感じさせる摩訶不思議な形のケイトウ。そのようなケイトウも近頃はふさふさした羽毛状や小さなロウソクの炎みたいな円錐形、花穂が細長く咲くなど品種などに変わってきて、昔の鶏頭がすごく懐かしく感じられる。

ケイトウの仲間は、ケイトウ、ハゲイトウ、ヒモゲイトウのヒユ科植物であり、ケイトウはセロシア属、ほかの2種はアマランサス属と異なる。原産地は、世界中の亜熱帯から熱帯にかけて分布し、日本へは万葉時代以前に渡来したらしい。現在のケイトウの園芸品種は、インド原産のノゲイトウを品種改良されたのが多い。ケイトウは葉丈、花穂の形など変化に富んでいて、花の色も赤、黄、オレンジ、紫、淡いピンクなど多彩である。ここ数年、注目されてきたセロシアと呼ばれる新しい品種であるが、本来のケイトウの原種の形に限りなく近いのに新鮮さを感じる。セロシア・ライオンハートは学名「炎の舞」という品種であるが、真っ赤な炎みたいな赤色が鮮やかでふんわりボリュームのある大きな花穂が魅力的で、寄せ植えとして、花壇苗として、単品でも楽しめる。

 

 

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『台湾花事情』 増居 俊生
 
先日、3日間台湾へ生産事情と販売の研修に市場関係者と行ってまいりました。
生産品種は、日本とあまりかわりませんが、生産技術は日本の方がはるかに上を行っております。
設備などは、日本と違い観葉は遮光ネットの下で栽培され、暖房設備なしで作れます。草花は全て戸外栽培です。また胡蝶蘭などは、気候を生かして大量に栽培されております。
これらの植物は、国内消費用だけではなく対日輸出用としても栽培されております。そのため、今回の研修に生産者10名ほど我々にぴったりと、くっついて行動を共にしており
彼らは、なんとか自分たちが栽培をした植物を買ってもらおうと必死に売り込んでおりました。あの必死さは、我々も見習らいたいなとおもいます。
また、販売では大変驚かせられました。台北市内で普通のフラワーショップやガーデンセンターは、ほとんど見られません。そのかわり毎週土曜、日曜に高速道路下の駐車場を利用し、園芸関係(植物・資材)のお店が、(台北市建国假日花市)数えきれない位数多く出店されており、日本で言う大型のフリーマーケットの園芸版です。非常に活気にあふれ大勢の人でにぎわっておりました。草花から観葉・ラン・資材とあらゆるものが売られており我々が見ていても楽しく、思わず買いたくなるぐらい品ぞろいがすばらしかったです。
 
台北中から花好きの人や商売人・観光客があつまってきます。これから日本もこういう試みをするべきだと私は思いますし、皆さんも台湾へ行った際ぜひ立ち寄ってみてください。
植物は、残念ながら日本に持ちかえる事は出来ませんが資材(中華風の鉢など)は、おみやげにしてもいいのでは…・
 
「台湾豆知識」
台湾では、白い胡蝶蘭はお葬式にしか使用しないそうです。
だから、台湾で交配されたものは、色花・ストライプ系・スポット系が多いそうです。
 
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                                                   久下 建明

 晩夏から秋にかけて帝王紫の鮮やかな花を咲かせる常緑性花木であるノボタンという流通しているのが、南米ブラジル原産のシコンノボタン(紫紺ノボタン)という品種である。葉や茎にベルベットのような風合いの産毛をたくわえた少しファーイーストな趣きのする一日花である。花のおしべの形状が昆虫のクモの足みたいに曲がっていることから、”ブラジリアン・スパイダー”という英名がついている。

 シコンノボタンがノボタンの代表的な品種であるが、ノボタン科には240属4,000種ほどある半耐寒性常緑低木であり、原産地も中南米、熱帯アジア、ネパール、日本の南西諸島、小笠原諸島と広範囲に繁茂している。大型でピンクの穂状の花を付ける人気のあるフィリピン原産のメディニラもノボタン科である。そのほかの主だった品種に、コンパクトで赤紫の花を咲かせるコートダジュール、秋から冬にかけて咲く紫からピンクに色が変化するリトルエンジェル、小ぶりのヒメノボタン、可憐な紫桃色のブータンノボタン「ヒマラヤン・オパール」、ハシカンボクなどがある。

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